神戸市こころのサポーター養成研修アンケートまとめ
研修講師:土田くみ
10月16日に実施した「こころのサポーター養成研修」には 44名 の方が参加され、多様な年代・立場の方が集まりました。
参加者の声からは、こころのケアに対する関心の高さと、学びを日常に活かしたいという前向きな姿勢が強く感じられました。
1.参加者の属性
● 年代・性別
50代・60代の参加が多く、全体の約6割を占めました。性別は女性が多数でした。
2.参加動機(概要)
・こころの不調に気づき、声をかけられる存在になりたい
・職場や身近な人のメンタル不調に接する機会が増えた
・自分自身のケアについても学びたい
・専門的な知識を深めたい
※自由記述からは「誰かの力になりたい」という思いが多く見られました。
3.共通テーマ・選択テーマの理解度
・多くの参加者が「理解できた」「よく理解できた」と回答。
・特に印象に残った点としては、
・声をかけることの大切さ
・日常の中での小さな気づき
・寄り添い方・距離感
・ルフケアの重要性
が挙げられました。
4.研修を受けて“自分ができそうなこと”
参加者のコメントから、行動の一歩を踏み出そうとする前向きな姿勢が伝わってきます。
● 主な声
・「気にかけているよ」と日頃から伝える
・いつもと違う様子に気づいたら、さりげなく声をかける
・相手のペースを尊重し、土足で心に踏み込まない
・同じ目線で対話することを意識したい
・自分自身の心の声にも耳を傾ける
・会話しやすい雰囲気づくりを心がける
「まずは自分の健康を大切にする」という声も多く、セルフケアの重要性が浸透していることがうかがえました。
5. 参加者の感想
今回の研修では、参加者の皆さんから多くの前向きな感想が寄せられました。
ここでは、その中でも特に印象的だった声をテーマ別に紹介します。
①「声をかける勇気」を得られたという声
・自分がこころの不調に陥ったとき、声をかけてくれる人が欲しかった。今度は自分が声をかけられる人になりたい
・行動することに不安があったが、こんなに多くの人が参加していると知り、悩んでいるのは自分だけじゃないと安心した
・いつもと違う様子があれば、まずは何気ない声かけをしてみようと思えた
・「どうしてる?」と普段から声をかけることが、アクションの一歩になると気づいた
・話そうとしている人がいたら、そっと耳を傾けたいと思った
声をかけることは簡単なようで難しい。でも、その一歩を踏み出す勇気を得たという声が多く寄せられました。
②寄り添い方・距離感についての気づき
相手のタイミングや性格を考え、土足で心に踏み込まないようにしたい
上から目線ではなく、同じ目線で対話することの大切さを実感した
寄り添いすぎると仕事にならない場面もあるが、できることから始めたい
愛あるまなざしと声かけを心がけたい
居場所をつくることに徹してみようと思った
「寄り添う」とは何かを改めて考えるきっかけになったという声が多く、研修が“関わり方の質”に影響を与えていることが伝わります。
③セルフケアの重要性に気づいたという声
まずは自分の心の声をしっかり聴きたい
自分の健康を維持したうえで寄り添うことが大切だと感じた
自分のことも大切にしながら周りをサポートしたい
セルフケアの大切さを改めて学べた
人を思いやるには、自分のメンタルを整えて元気でいることが必要だと知った
「他者を支えるには、まず自分を大切にすること」というメッセージが深く響いたようです。
④学びの場としての価値を感じたという声
当事者の話を動画で見られたのがとても良かった
デリケートなテーマで学ぶ機会が少ないので貴重だった
専門職の講師の話をもっと聞きたかった
ペアワークで普段関わらない世代の人と話せて新鮮だった
関心のある人が集まっていたので、安心して話せる雰囲気だった
学びの内容だけでなく、「安心して話せる場」であったことが高く評価されています。
⑤研修を受けて前向きな気持ちになれたという声
・こころのケアに関心がある人がこんなに多いと知り、心強かった
・今日の学びを活かして、自分も周りも穏やかに過ごせるようにしたい
・温かい世の中に近づくために、できることを続けたい
・自分も周りも元気に生きられるよう、今日の知識を活かしたい
・また参加したいと思える研修だった
研修が「前向きな気持ち」や「行動したい気持ち」を引き出していることがよくわかります。
まとめ:参加者の声が示す“こころのサポーター”の広がり
感想を通して見えてくるのは、
「誰かの力になりたい」「自分も大切にしたい」
という、温かくてまっすぐな思いです。
参加者一人ひとりが、日常の中でできる小さな行動を持ち帰り、
それが地域の安心感につながっていく
そんな未来を感じさせるアンケート結果でした。
