公認心理師の土田くみです。
今年もおめでたい気持ちでスタートが切れなく誰もがしんどい気持ちの年明けだったのではないでしょうか…
昨日、今日とカウンセリングをしていて、やはり何人かの患者さんからは阪神大震災のフラッシュバックが起きていると言うことです。
そりゃそうです。
あんな経験をしたのですから、無理もありません。
以前私のところに震災で家族を亡くされたスタッフがいました。
彼女がカウンセラーが出来ないかというとそういうことではないのです。
その現実と向き合い、ケアをしそしてその辛さを乗り越えたなら、私より遥かに同じように家族を亡くされた方のカウンセリングの手法の自己開示はクライアントさんに響く筈です。
そんな風に話したことがありました。
当事者に対して同情ではだめです。
当事者と共倒れになってはだめなんです。
しかし辛さを経験したからこそ、真剣に寄り添い、そして最後はスキルではない、人として関わることがカウンセリングにおいては一番必要なように思います。
だからカウンセラーになりたい人は、他人事と思わずしっかり自分ごとのように一緒にあーでもないこーでもないと悩みながら寄り添えるかなんです。
そういう人にカウンセラーになって頂きたいと思います。
心理カウンセラーの仕事は国家資格にはなりました。
しかし、人に寄り添うのには資質です。
そんな方がたくさんカウンセラーになって頂きたいと思い、日々講師をしています。
震災のケアを一緒にしていただくことが出来るように、今年も頑張って行きたいと思います。